序章

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 しばらく黙っていると少年は笑みを作って再び語りかけてきた。 「なら、ぼくとともに行こうよ」  こちらが悩んでいることなどお構いもなしの突然の一言…しかし、自信に満ち溢れ、清んでいる綺麗な銀色の瞳にただ心を奪われてしまい…この少年といれば何かが変わる、そんな気持ちになっていた。  それが彼が作り上げた歴史の始まりであった。
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