初めて見た馬鹿

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ようやくお風呂に入ったT。 リビングに彼が戻ってくる。 彼「あいつ凄いなぁ。3日も同じ服着れんねんで!」 …そこ? ア「これはひど過ぎるって。3週間ももたへん。絶対無理。」 彼「…年下面倒見るん得意やん!お願い!頑張って!ちょっとの我慢やん!」 意味がわからへん。 そもそも年上やし。 ア「アタシが我慢するメリットは?明らかにデメリットの方がでかいんやけど?」 彼「キャットタワー?」 ア「足りひんわ💢」 彼「年末旅行行こう!な?」 ア「…。わかった、せやけど、我慢せんでガツガツ言うしな。」 話しをしていると、 お風呂からTが出てくる音が…。 5分も経ってませんが? お湯が沸くよりも早く出て来るとか… お風呂嫌いにも程があるやろ。 ちゃんと洗ったんかいな…。 ゲンナリするアタシにビールを渡してくる彼。 二人でビールを飲んでいるとTがリビングへ来た。 T「お風呂…ったーす」 ア「なんて?」 T「お風呂…ったぁす」 ア「…は?」 T「………。」 ア「この場合は、お風呂頂きました、とか、ありがとうございましたやろ」 T「あーとざーます」 ア「言葉を伸ばすな」 T「っあせん」 ア「ハッキリ喋れ言うてんねんけど?」 T「はい」 コイツ… 絶対、邪魔くさくなりよった💢 ア「アタシさぁ、ムカつく奴に、ご飯出したりビール出したりせぇへんし」 T「すいません」 …普通に喋れるやんけ💢 ビールを出してTに渡す。 T「いただきます」 なに この態度の変わり様… 袋のラーメンと葱と玉子を出す。 盛り付けて彼とTの前へ。 彼「俺、ご飯いらんし。ラーメンだけでいい」 T「あ!じゃあ、俺にその分足して下さい!」 はい? いきなり、まともな言葉使ったと思ったら、それ? 少しイラッとしながらも、お腹すいてたんか…と思いお茶碗にご飯をよそってTに。 T「あー。じゃなくて、どんぶりに盛ってもらえます?」 ア「あ?なんなん貴様、調子のんな。おかわりしたらいいだけやろうが。」    ゙おかわり゙ コイツのおかわりは半端なかった。 袋ラーメンの ゙おかわり゙ ご飯の ゙おかわり゙ ラーメンは3袋。 スープも飲み干して。 ご飯は一人で3合。 ようやく作り終わりソファーへ座る…
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