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自分の主張はするくせに
周りの話しは聞かへん。
と言うのも、
「枕はクッションより固いヤツがいいんすよぇー。」
部屋の布団を見るなり、鼻で笑いながら言いやがった。
客のつもりか?
そもそも、お前の為に用意しようとは思わへんし。
コイツの悩内は
タダで住める。
タダで食べれる。
しかないらしい。
感謝の言葉は無し。
して貰って当たり前。
自分は派遣切りに遭って可哀相な人間やから。
屈折し過ぎやろ…💢
アタシだって初日から
ギャーギャー言いたくないけど…
あまりにも酷過ぎる。
派遣切りに遭ったんはアタシのせいでも無いし?
なによりの起爆剤は…
ラーメンを流しに捨てた途端、
T「もういいす。ビール貰うんで。」
…は?
まさかの逆ギレ?
冷蔵庫を開け、勝手にビールを取り出すT。
お前…何様さ。
さぞかし甘い人間に囲まれて今まで生きてきたんやろなぁ。
せやけどウチはウチ。
ウチのやり方があってウチのルールがある。
ア「きしょいにも程があるわ。住む所無いんやろ?
食べれへんにゃろ?
せやけどアタシにはお前が野垂れ死のうが関係無いねん。
礼儀も弁えへん、
人の話しも聞かへん、そのくせ逆ギレ?
一般常識欠落してるにも程があるわ。
ウチが好意で食べ物を出しただけ、ウチが好意でビールを出しただけ。
なに人ん家の冷蔵庫から勝手にビール出してんの?」
T「まだ2本目っすょぇ…?何そんなにキレてるんすか?」
うん。
考え方が根本的に違う。
ア「じゃあさ、ビール買ってきて。買って来たやつアタシが飲むから。」
T「いっすょぇ。」
……。
………。
ア「…だから買ってきて。」
T「…うん。はい。」
右手を差し出す。
ア「なに?」
T「…いや、お金…。」
ア「じゃあ、アンタが持ってるビールのお金払って?」
T「や、だってコレは。」
ア「コレは何?それはアタシが買って来たんやけど?」
T「ビールの1本、2本でケチケチしないで欲しいっすよぇー」
ア「うん、だから飲みぃな?で買ってきて?」
T「なんでそんなにムカつく事言うんすか?」
ア「アンタの主張と言ってる事を真似てるだけやけど?」
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