22人が本棚に入れています
本棚に追加
去年の10月下旬。
夕方、いつも通りに晩御飯を作り始める。
6時過ぎに彼が帰宅。
ア「おかえりー」
彼「ただいまー」
猫とも挨拶を交わす彼。
10分経っても、まだ猫と会話中…。
ア「何してんの。早よお風呂入りぃな。」
彼「…あんな?」
ア「…なに?またパチンコ行ったんか!!!」
彼「ちゃうちゃう!今日の現場で派遣切りに遭った奴が居て、今、公園が家らしいねんか。連れてきていい?3週間位でいいし…」
ア「はぁ!?そんな得体の知れん奴嫌やわ!」
彼「話し聞いたら可哀相やねん。」
今日、
仕事先の現場で彼はTと知り合ったらしい。
休憩中に話しをしていると、派遣切りに遭ったとの事。
アパートも追い出され、荷物を減らし、公園へと辿りついた。
公園の先住民の方に訳を話すと、今日、彼が行った現場の仕事を紹介してくれたらしい。
そして…
彼「ごめん。家に来たらいいやん。って言ってもうた。迎えに行くとも…」
ア「……はぁ?💢」
人参をカボチャ型に切り、ストローでハロウィンかぼちゃを作成中のアタシは去年一番の「はぁ!?💢」を発した。
今、思えばゴリ押しでも、「そんなん知らんし!」で断っておけば良かったと後悔しかない。
後悔先にたたず。
この言葉を創った人に最敬礼を贈りたい。
貴方という教訓がありながら…
アタシは過ちを犯しました…と。
嫌々ながらも、
彼が約束をしたと言うし、家賃は彼持ち。
それなら仕方ない…と。
渋々承諾をした。
3週間と強調して。
最初のコメントを投稿しよう!