リアルカボチャがやってきた。

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去年の10月下旬。 夕方、いつも通りに晩御飯を作り始める。 6時過ぎに彼が帰宅。 ア「おかえりー」 彼「ただいまー」 猫とも挨拶を交わす彼。 10分経っても、まだ猫と会話中…。 ア「何してんの。早よお風呂入りぃな。」 彼「…あんな?」 ア「…なに?またパチンコ行ったんか!!!」 彼「ちゃうちゃう!今日の現場で派遣切りに遭った奴が居て、今、公園が家らしいねんか。連れてきていい?3週間位でいいし…」 ア「はぁ!?そんな得体の知れん奴嫌やわ!」 彼「話し聞いたら可哀相やねん。」 今日、 仕事先の現場で彼はTと知り合ったらしい。 休憩中に話しをしていると、派遣切りに遭ったとの事。 アパートも追い出され、荷物を減らし、公園へと辿りついた。 公園の先住民の方に訳を話すと、今日、彼が行った現場の仕事を紹介してくれたらしい。 そして… 彼「ごめん。家に来たらいいやん。って言ってもうた。迎えに行くとも…」 ア「……はぁ?💢」 人参をカボチャ型に切り、ストローでハロウィンかぼちゃを作成中のアタシは去年一番の「はぁ!?💢」を発した。 今、思えばゴリ押しでも、「そんなん知らんし!」で断っておけば良かったと後悔しかない。 後悔先にたたず。 この言葉を創った人に最敬礼を贈りたい。 貴方という教訓がありながら… アタシは過ちを犯しました…と。 嫌々ながらも、 彼が約束をしたと言うし、家賃は彼持ち。 それなら仕方ない…と。 渋々承諾をした。 3週間と強調して。
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