*one*

1/1
前へ
/77ページ
次へ

*one*

とても傷付きやすいのは 弱いんじゃない ただ純粋すぎるだけ すぐに泣き出してしまう事も 悪くはない 誰もが涙を流し 大人になっていく そんな君が好きだよ どんな君でも君は君だろ 深い深い夜でも いつか陽が射し込み 新しい芽が生まれる 雨が大地に命を与え 僕らにチャンスをくれた 青と緑の小さな星 どんな日が来ても 僕は後悔したりしないよ 人と人の間には たくさんの感情が交差してる 痛み 苦しみ 悲しみ 透き通った水が 当たり前の僕らは 幸せに気付きにくい 大切なもの一つだけ 残すとしたら僕は 何を残すんだろう? 悲劇の真ん中にこそ 優しい花が咲いてる きっと きっと 君はいつか気付くんだろう 消え去った夢を何度も数え 見えない明日に涙する そんな暇はないはずさ 僕らは今日を生きる 暗闇に一つだけ 色を与えられるなら 君は何色にする? どんなに悲しい物語でも 最後に一筋の光を与えれば それはもう幸せな物語に 変わるはずさ 孤独をさ迷ってるつもりかい? 君のまわりにはたくさんの 花が咲いてるのに 人の気持ちを理解する事は 困難だけど 分かろうとしてくれる 人は必ずいるはず 君は一人じゃない 閉ざされた扉を 開ける鍵を 誰もが持ってるはずさ 幸せになる度 消えてしまう事に怯え暮らす 大丈夫 本当に大切なものだけは 誰からも奪われやしない この手に一つだけ 握りしめられるものが 限られているのなら 僕は迷わず君の手を握ろう
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加