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…俺はゆっくり目を開けた
真っ暗だ
アイマスクをつけられている
俺はアイマスクをずらした
この揺れは…船?
どうして船?
船室には、俺のほかに何人か座ってる
皆、俺と同じ高校二年生だろうか…根拠はないがそんな気がする
皆はまだアイマスクを着けてるようだ。俺の目に映ったのは、一人だけアイマスクを着けていない、大きな欠伸をしている少年
髪の毛を軽く脱色した、一見チャラチャラしてそうな感じ。ここに来てるということは、まさにそうなんだろう
彼は俺をちらりと見ると手招きをした
背は高い。180を超えている
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