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高校1年の秋に、ぼくは野球部をやめた。
原因は顧問の先生にある。
辛い練習を頑張って頑張ってもっともっと上手くなる予定だった。
それなのにあいつは、俺にはやる気と根性がないと言い捨てた。
これはもうやめるしかないと思った。
自分なりには頑張っていたのだ。
自主練も人並み以上にこなしていた。
部活中だって、練習はもちろんのこと、後片付けやあいさつもしっかりしていたつもりだった。
確かにサボり癖はあった。
放課後の学校の講習とかサボっちゃうことがあった。
でも部活はサボらないで頑張っていたつもりだった。
夏休みのある暑い日、こんな日に部活なんてやってられるかと、いつものサボり癖がでてしまって休んだことがあった。
先生にはお見通しだった。
一度サボったことを彼はしつこく引きずって、ぼくのことを根性無しだと言い張るんだ。
確かにサボったのは悪い。
でもそれに対して反省してるんだから、それ以外のとこも認めてほしい。
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