0人が本棚に入れています
本棚に追加
星は答えた。
「落とされた天来のもの、私を護りくださると言うのなら、あなたと結ばれましょう。
しかし、私は隷属される身の上、そのようなものでもいいのでしょうか?」
「我は抱く、抱擁、覆う、その意を冠する名を持つ。
誓いを交わすなら何も問わない、ただ、約束を守り果たすのみ」
而して天は地に落ち、星を黒い未来から護ると契りを交わし、常しえに結ばれた。
その星は、後に誕生する生命から地球と呼ばれることとなる。
最初のコメントを投稿しよう!