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「『近い未来、天よ、その純白の身は地に落とされる。
私には宙の意志を変えることはできない。
だが、落とされる星は私の下位に位置する、そこになら私の力も及ぶ。
これを渡しておく、私の燃える体より取り出した欠片だ。
地に落とされたとき、これを掲げ私の、太陽の心だと言うのだ。
さすれば地上はその輝きに私の姿を認め、光の中から意志を汲み取る。
地は畏まり、扉を叩き、星を目覚めさせ、そなたとの会話の道が開ける。
星と語り合い、真白な体を穢れから守るため、その口で偽りなき言葉を発するのだ』」
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