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圭「あー…行っちゃった、心配だなーもう。俺も工場に行くよ、優太くんはどうする?」
優太「もちろん行くよ」
圭「いい?多分ワナだから危険を感じたらすぐに逃げるんだよ?」
優太「大丈夫まかせて!圭くんを見捨てるまたとないチャンスだもん、マッハが出るよ。」
圭「常日頃からそんなに俺を見捨てたいの!?」
圭「約束の時間過ぎたのに誰も来ないなんて…因幡さん迷ったのかな………因幡さん迷ったね?」
洋「察しがいいな!電車乗り換えわかんなくて…そもそも降りる駅しらなくて…よく考えたら工場がどこにあるのか…」
圭「ダメにも程があるだろ、地図は持ってる?」
洋「グローバルなのが」
圭「話にならないね、今どこ?」
洋「自宅」
圭「帰巣本能働かすな!!電車は諦めてタクシーにしな、領収書忘れないでね…全く…手の掛かる大人だよ」
ヴァレ「なんだ狼ではないであろー。待て、お主誰であろー」
ガブ「狼の仲間か?いいサイズだな、性格も素直そうだ」
圭「待って待って、貴女こそ誰なの!?」
ヴァレ「こやつこそ我がファミリーの看板娘ガブリエラ!話題沸騰の暗殺者であろー!146㎝以上162㎝以下の人間は皆下僕!!ストライクゾーンに入らぬ者は瞬殺であろー」
ガブ「首領(ドン)、飼っていいだろ?」
圭「いやーーーー!やーーめーーてーー」
ガブ「遅い!!日本人ってのは約束の五分前には来るもんじゃなかったのか!?」
ヴァレ「短気は損気であろー。お主のために教えておこう。一説によるとツンデレの黄金比はツン8対デレ2!!」
ガブ「ったく、六時間も待たせやがって…今日はもうオフ!!とっとと帰って下僕達にエサやる!昨日から水しかやってねーんだ」
ヴァレ「待つのだ!!奴の作戦かもしれん!宮本武蔵と佐々木小次郎の二人は知っておろー?武蔵は決戦の日わざと遅刻し…」
洋「遥!」
ガブ「どんだけ間が悪いんだ!!」
洋「めじゅらっ!」
ガブ「で?続きは。」
ヴァレ「…そんな気になるか?」
洋「な!?ヴァレンティーノ…まさかこの手紙…」
ヴァレ「シャシャシャおどろいたであろー!最愛の弟かと思いきや宿敵・首領(ドン)ヴァレンティィィィィーノ!!天国から地獄であろー…泣くでない、弟はどこかで元気にしておろー」
洋「泣いてねーよ、どーせワナだと思ってたさ」
ガブ「捕獲、さっさと済ませるぞ。電話だ。」
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