プロローグ

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初夏の風が吹く満月の夜の午前2時。 しゃがれた70年代のロッカーの声が、とある高校…一谷高校の屋上に響き渡る。 音源は限りなく平面な屋上の唯一の凸の部分である出入口の屋根の上らしい。 そこには少年と少女が一人のずつ居た。ちょうどこんなふうな会話をしながら。
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