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時刻は夕方。おまわりさんが偶然公園前を通る。
「僕、こんな時間に何してるんだい??迷子なのかな??」
「迷子?」
勇は訳がわからずキョトンとして答える。
「お家はどこなのかな??名前は??」
「わかんないよ…」
勇の言葉に困るおまわりさん。
「とりあえずついてきなさい」
交番に保護された勇
名前も年齢も家もわからない勇
おまわりさんは勇の左手首に何か火傷のような跡があるのを見つける
(もしや虐待じゃ…)
そう思われた勇は後日、施設で保護されることになった
勇の火傷のような跡は虐待によるものではなくクオーターはみな生まれつき持っている紋章のようなものである
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