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しかし、過去の記憶を失った修は、2025年には恐ろしい政策が行われたことを未来で教わっていたが、覚えているわけがなかった…
「いってきます!」
「あ!ちょっと修」
朝ご飯を食べずに勢いよく家を飛び出した修は学校に向かう
「お兄ちゃんまた朝ご飯食べないで、いっちゃったの??」
「そうなのよ。まったく。」
母親と会話しているのは、修の妹の由紀。
由紀は養子の修とは血が繋がっていない。
しかし、実の兄だと思いこんでおり、修が養子であることは両親しか知らない。
修は現在高校2年生
抜群の容姿に成績、スポーツ、すべてがトップクラスで性格もいい修は昔からモテモテだった。
もちろん妹の由紀は完璧な修のブラコンである
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