12.風紀参戦と無実証明

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雷SIDE 置いていかれた…だ……と 会長の奴、隊長さんだけを連れて風紀室を出て行きやがった、ふざけんなよ この変態委員長はそれに気づいてないのかセクハラばっかりしてくるし、俺は生け贄かよ 「どうした?雷」 「触らないでくれるかなぁ?」 「何だ、照れてるのか」 どうしたらそんな解釈になるのか教えてくれ。やっぱいい、変態の考えなんて知りたくねぇよ 「違うよぉ。そろそろ帰ろうかなーと思って」 帰りたい切実に 変態のセクハラには耐えられない。それにそれに…もしあの2人が進展してたらどうしてくれるんだ!?どう責任取るんだ! 本人たちは無自覚で甘い雰囲気出してるんだよ。だから無自覚で進んで行くに決まってる さっきだって隊長さんが、俺に対して嫉妬してたのは明白だったからね。隊長さんはそれに気づいてなさそうだけど そんな2人がだよ!この風紀室を出て行ったんだ 何もないはずがないはずだ!! だから早く此処から出させろ 「まだいろよ」 「仕事もあるから早く帰りたいんだよねぇ」 「あの2人か」 「え?」 今、何て? 2人って会長と隊長さんのことだよな。なんで分かって 「…いいぞ」 「はい?」 「帰っていいぞ」 拍子抜けしてしまう。てっきりしつこくすると思ったのに、いやいいんだけどな ま、帰れるなら帰ろ そう思ってドアを開けて出て行く 閉じる瞬間 「仕方ない。今回は諦めてやるよ、お前は腐男子だからアイツ等が気になるんだろ?だが次は離さねぇからな」 と聞こえてきた え?何で知ってんの? 俺はそれからしばらく、その場に立ち尽くしていた 雷SIDE end
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