13.2人の秘密の場所

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  紅夜も黙ってしまうから沈黙が辛い。いつもは心地良いけど、今の空気は居たたまれない 「こ、紅夜」 「……そうだ、刹那」 意を決して喋ろうとすれば、鋭い目つきで見てきた 「な、に?」 いつもと違う紅夜に戸惑う。ピリピリした空気が怖い 「襲われたって本当か?」 「…うん」 「どこか触られたか?」 襲われたって聞いてたでしょ?なんでこんな質問、そう言いたいけど今の紅夜には言えない 「ううん、触られてない」 「本当か?」 「うん、危なかったのは一緒にいた子だから大丈夫だった」 「なら、いい」 なにがいいんだろうか? 「紅夜?」 「……ならアイツ等を消す必要はないか」 「え?なんか言った?」 小さすぎて声が聞こえなかったんだけど 「あ?なんでもねぇよ」 そう言った紅夜は、いつも通りの雰囲気を纏っていた さっきのは一体なんだったの? 「そうだ、お前に見せてやる」 ついて来いという紅夜の後を追う。なにを見せたいというんだろう。にしても温室デカい
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