112人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんで終わりなのかしら、意味が分からないわ」
アリスがそう言うと、ドゴンは心底哀れそうな目線をアリスに向けた。
「馬鹿過ぎると返って可哀相になってくるぜ。俺はAランクなんだぜ?その俺の攻撃を受けて、無傷で要られる訳ねーだろ」
ランクと言うのは、魔法使いのレベルを表すもので、上からM・SS・S・A・B・C・D・E・Fとある。
ちなみに、Mはマスターが貰える称号で世界に100人もいなく、SSランクは世界に1000人ぐらいしかいないと言われている。
「たかがAでずに乗ってんじゃねぇよ」
すると、煙りの中から声がした。
どうやらノエルのようだ。
〔ξ〕
そして、ノエルが魔言を呟くと風が煙りを吹き飛ばした。
「なっなに!」
ドゴンは明らかに動揺しはじめる。
「痛くも痒くも無いんですけど」
ノエルは挑発するように、舌を出した。
「クソが!まぐれだろ?」
〔ΣΨζγ〕
ドゴンが同じ魔法をまた、ノエルに向かって繰り出した。
「同じとか、芸がねぇな」
〔ψζ〕
そしてノエルも魔法を使い、手から風を炎の塊に向け発射させる。
そして、見事に打ち破った。
「まっまさか!中級を初級魔法で破るなんて!!」
メンバー一同、驚きを隠せないようだ。
最初のコメントを投稿しよう!