「ねえ!」

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動かない足を引きずり白い建物から脱け出した。 この広い敷地の隅にある壊れかけたベンチにそっと腰かけ灰色の空を仰いだ。 タバコに火をつけ思い切り吸い込み灰色の空に吐き出した。 そして、白い煙りは静かに空へと溶けてった。 ねえ!(チェ・ゲバラ) 「夢があった。だから戦い続けた。」 俺もあんたみたいに 前向いて死ねるかなぁ。
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