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むにゅっ
起き上がろうと手をついた先にはなんだか柔らかい物体
むにゅむにゅ
「なんだよ姉ちゃん…」
そこにいたのは弟のシンヤだった
「ちょっとあんた…」
怒りとも取れるその声色に一瞬でシンヤの目が冴えた
「うわぁ、ごめん!昨日トイレ行った後寝るベッド間違った!」
あたふたと慌てるが姉の手が自分の胸の辺りを押さえていて起き上がれない
「何であんたにこんなものついてんのよ」
姉の手の先には柔らかな物体
おっぱい。があった
「っていうか姉ちゃんが僕になってる!」
「そういうあんたこそ私じゃない!」
お互いに顔を見合わせて鏡に走る
「どういう…事?」
「姉ちゃんと僕が入れ替わった?」
「だからどういう事なのっ?」
「いつまで寝てるのっ!!!!」
「ヤバい」
二人は青ざめた
かなり怒ってる!
「とりあえず起きたらこうなってたんだから」
「もう一度寝るともとに戻るかもしれないね」
「でも流石に今は寝てるわけにはいかないわ」
「これ以上怒らせたら朝から説教だもんね」
二人は息を整えた
「ばれちゃ駄目よ!」
「そっちこそ」
こういう時は気が合う。
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