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結局、オッサンと仲良く本の整理をして、一緒にお疲れ様ーなんて言いながら缶コーヒーを飲んでる頃になると、日は傾いて、夕日が綺麗だなぁ。なんていう時間になっていた。
オッサンは、手伝ってくれたお礼に借りようとしていたラノベをくれると言った。
学校の本を生徒にあげてもいいのかこの学校は。しかも借りようとしていたのは物語でいえば中盤の巻。
ありがた迷惑だったが、俺はありがたく受け取ることにした。
俺が校門を出ようとしたときには多分、生徒は俺以外一人もいなくなっていたんだろう。
生徒の姿は一人も見えなかった。夕日が俺を照らす。
少し優雅な気分に浸りながら帰るとしようじゃないか。俺は校門を出た。その時。
校門を出た瞬間、なにやら横からグサりと刺すような視線を俺は感じてしまった。見ちゃいけない気もしたが、俺はその視線の主の方を見る事にした。
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