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俺から少し離れた場所。そいつは夕日をバックにし、完全に俺の方を見つめていた。
睨んでいるのだろうか……。
白いワンピース、胸の下辺りまで伸びた黒い髪。視線の主は、綺麗な女の子だった。
そいつは俺が昼間、妄想しているときに出てきた女の子とよく似ている容姿をしているような気がするのは気のせいだろうか。
いやしかし、決定的に妄想の中の子とは違う点を俺は二つほど見つけた。
一つ目は、見た感じ俺と同じ高校生にしか見えないのだが、何故かそいつは、小学生のコスプレでもするかのように、ランドセルを背負っていたのだ。
いやはや素晴らし……いや、俺はロリコンではない。
ああ断じてロリコンではない。断じてだ
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