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目を覚ますと、そこは見慣れた自分の部屋だった。
(・・・夢だったのか)
しかし、ベッドから起き上がろうとするときに伴う身体の痛みが、俺を現実へ引き戻した。
あまりの痛みにそのままベッドへ腰掛けると、ドアをノックする音が聞こえた。
「暁?起きたの??」
母親の声に安堵し、俺は扉を開けた。
「あんた、熱が出て倒れたんですってね?大丈夫??」
「・・・・うん。もう平気。」
母親はあっさりと一階のリビングへ戻っていった。
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