第1話 異次元世界!?

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アリスは私服に着替えて、玄関で待っている、ユイトとユウトの所に向かった。ユイトはギター、ユウトはベースのケースを持っていた。 「お待たせ!」 「おっせぇんだよ。ノロマアリス。」 ユイトは鼻で笑った。 「な…なによ!確かに時間は掛かったけど…なるべく早くにしたんじゃない!その言い方はないよ!」 「真実だろ。」 アリスとユイトはひたすら喧嘩しながら歩き、ユウトはヘッドホンで英語のリスニングを聴いていた。 「あ!こっちだ!」 「レイ先輩!」 アリス達に手を降るのは中性的な魅力の美男子。背は167センチと男性にしては小柄だが、金髪に左の前髪と襟足だけ長くして、あとは短髪という髪型がよく似合っている。顔立ちは女性のように美しいが、きりりとしている。 名前は松島レイ。 アリスより2歳年上の男子高校生だ。 アリス、ユイト、ユウト、レイは学校の軽音楽部に所属している。部活のメンバーはこの5人だけだ。廃部の危機を回避するために5人はロックバンドのコンクールに入賞しなければならないので、休日である今日も朝から夜まで練習する予定だ。 ちなみに担当は アリスはヴォーカル。 ユイトはギター。 ユウトはベース。 レイはドラム。 バンド名は実はまだない。 「おはよ!レイ先輩!私が寝坊したばかりにお待たせしちゃってごめんなさい!」 「オレも今きたところ。」 レイはにこっと笑った。アリスはその笑顔を見て赤くなる。 実はアリスはレイに恋していたのだ。 ユイトは舌打ちをした。 「センパイ…ここっすか?」 ユイトはライブハウスを指差す。 「うん。叔父が経営しててな。タダで使っていいってさ。」 レイは鍵を開けた。 そして…扉を開ける… 続く
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