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スタッフの待つスタジオに入ろうと扉に手をかけたところで、雄平に遮られた。
雄「なんで受けたか…それだけ聞かせて。」
悠「…チャンス。」
雄「チャンスって…なんの?」
悠「怖いことに…打ち勝つ。
逃げて、ばかりも、良くないし…私にも、チャンスでしょ?
それに。」
雄「それに?」
悠「いつか…ウエディング、ドレス、デザイン、したい。
だから、勉強。」
雄「…なるほど。
そんな夢あったんだ。
じゃ、協力しないわけにいかないね。
サポートするから…まずは楽しんで。
あの場所は、一番幸せな場所だから。」
悠里は、大きく頷いてスタッフの元へ向かった。
有里菜は、断られるのを覚悟でこちらに有利な条件を並べた。
出来るだけ、悠里をサポート出来る状態にしたかったから…。
有「…この条件が通らない場合は、契約を打ち切りとします。
よし、できた!!」
有里菜も、悠里を守るために必死だった。
有『彼女の芽は、誰にも摘むことはできないわ…。
いや、摘ませない!!』
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