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悠『私…だけ?私だけ重傷!?』 悠里は…理解出来ていなかった。 身体のあちこちは痛むが、動かせないほどではないし…。 その時は、声もすぐに出ると思っていた。 悠『私…どこが重傷!?』 疑問は…退院直前に明かされた。 Dr.「悠里さんの喉は…時間が経ってみないと判断出来ません。 かなり酷くぶつけていますので…炎症が治まり、改めて検査しないと何とも言えないんです。 身体の他は大丈夫ですから、しばらく様子を見て、その上で改めて検査をしましょう。」 (私、しばらく声が出ないんですか?) Dr.「何とも言えませんが…最悪、一生声が出せないことも視野に入れてください。」 (一生!?私…もう話せないんですか?) Dr.「今のところは…何とも言えません。 しばらく通院してくださいね。」 そこから…どうやって自分の部屋にたどり着いたか覚えていない。 涙の跡と目の腫れは…しばらく続いた。 ・
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