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目が覚めた。 ベッドの横になり寝ていた僕の身体に西陽が綺麗に当たっている。 背中に手を当ててみると、びっしょりと汗をかいている。 気持ちが悪くて、着ていたシャツを脱ぐと、だらしない腹が姿を現す。 つい数年前までは割れていた腹も、だらしない生活と歳には勝てないようだ。 シャワーを浴びるために風呂場に向かう。 風呂場にある大きな鏡が僕の姿を映す。 「はぁ…だらしないな。」 休みの日だったこともあり、髪はボサボサ、髭も無作法にはえている。 西陽に当たっていたこともあり、顔をほんのり赤い。
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