3/7
前へ
/47ページ
次へ
家を出たのは午後になってから。 長袖の服を着ている俺と、俺の長袖の服にスカートをはいているシノ。 俺達はタクシーに乗り、駅に向かう。 その後、電車で海がある所の駅で降りた。 「海は少し寒いね…」 浜風で長い髪が靡いている横顔は、いつも以上に綺麗に見える。 最近の俺はおかしい。 シノがいなきゃ、生きている感じがしない。 心のそこから、シノを求めている。 もしかしたら… シノのことが凄く好きなのかも知れない。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加