3人の少年達

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真夏の8月。坂戸祐一は大学の講堂で講義を受けていた。古い大学なので空調設備は無い。今日の最高気温は38℃と猛暑日でその蒸し暑さのせいで祐一の集中力は限界に達していた。苛々が募ってきたせいか、隣の学生に消しゴムのカスを投げつけた。消しゴムのカスを投げられた学生は祐一の方を向いて、『カスを投げたのお前だろ』と質問した。祐一は『おれじゃねぇ』としらばっくれた。『幸輝じゃねぇの』と後ろの学生になすりつけた。カスを投げられた学生は後ろを向いて『お前か?』と笹木幸輝に質問した。なにも知らない幸輝は『ふざけんな💢雅樹おれじゃねぇよ』と答えた。キレられた常盤雅樹は少し驚いた様子を見せた。『やっぱりお前じゃねぇか祐一💢』と雅樹はデカい声で怒った。 その直後、『おい!常盤静かにしろ💢』と講師が激怒した。雅樹は『お前のせいだからな』と祐一に言った。
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