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僕の名前は黒丸 澪介【クロマル レイスケ】
自分で言うのもなんだけどケンカは凄く弱い
それは高校2年生にして身長150cm程度しかない超小柄な体格のせいかもしれない……
っと言うか、恐らくその通りだろう……ケンカはガタイって言うし……
殴り掛かっても相手の顔に手が届かない……そんな条件で勝てる訳がない
暴力ってゆうのは、この世で最強で最恐の才能だと、僕は思う
例えば、頭がめちゃくちゃ良い、ピアノの才能がある、野球の投手で150キロの剛速球が投げれる等など……
こんな多種多用な才能があっても、頭に銃をつきつけて人差し指で引きがねを引く、それだけで……それだけの暴力でその才能は終わってしまう
まぁ、これはかなり大袈裟な例えだけれど…
その考えは間違ってるとかいう人もいるかもしれない…けど僕は心の底からそう思う……
理由なんて、簡単だ、僕にはその才能が無くて、僕をいじめる奴らにはソレがあるから…
ソレ……暴力の才能……
世界で、最強で最恐の才能、力――
僕が今、心の底から欲しいと願うその才能
もし
ソレを手にする事が出来たとしたら……
僕は、何の為にその力を振るうのだろうか?
僕もそいつらと同じになってしまうのだろうか?
そして……
僕の世界は変わるのだろうか?
そんな事は分からない……その答えは、願いが叶わないと分からない
決して叶う事は無い願い……
そう、思っていた……
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