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その昔──
神は人を作った
だが人は争いを始め
殺しあった…
神はもう一度
世界を作り直した
しかし その世界で
神は────殺された
人の手によって
ただ1人、神を残し
その神は
世界に色をつけた
それは
海… 山… 大地…
そして
天使と悪魔──
その2つを作った
天使は聖地を作り
悪魔は生物を作った
決して
いがみ合う事の無い
美しい世界だった
だが──
日がたつにつれ
人間の
悲しみが── 憎悪が──
闇を作り 魔を作った
それを見て1人の神は
世界を分けた
天使の住む世界は
天の上に作り
長を作った
悪魔の住む世界は
はるか遠く──
人の踏み入れられない
場所に作り
また長を作った
そして
それら以外は
人間の住む
世界と決めた
これ即ち
世界の理───
これを破る事は
許されない
しかし 人間は
それを破った
そして
天使と悪魔は
人間と対立し始めた
これ
『大世界戦争』なり…
その後に 神は
人間の長を作った
争いを無くす為に
だが いくら長たちが
止めても争いを
止めることは
できなかった───
これらに絶望した
1人の神は
自らの命を絶った
これ
『ルミネスの断罪』なり…
それから 幾万年が経ち
神は転生を
繰り返してきた
世界が変わるコトを
祈りつつ──…
そして…
これが最後になるコトを
祈りつつ──…
また 神にとって
残酷な運命が
待ち構える
これで
最後となることは
できるのだろうか……
運命はまだ
決まってはいない
一度 決めたら
戻れない…
変えられはしない…
さて──
神を待つのは
幸福か── 残酷か──
運命は
誰を選ぶのか──
物語は今
幕をあける────…
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