Alice in the Normalland

Dragon Carnival

～Dragon Hunter～

この地には彼の太古から様々な生物が様々な生態系をとり、生き残るための争いも繰り返されていた。

中でも最も凶暴且つ強大なのがドラゴンである。

人々は度々ドラゴンに虐げられてきた。強力なドラゴンに、おう弱な人間が太刀打ちできようも無かった。

それがある時、遥か東の大陸から武具を持った『ハンター』を名乗る人々が現れた。

彼らは襲い掛かるドラゴンを知略を以っていなし、鍛え上げられた強靭な肉体に因り軽々しく倒して退けた。

人々は彼らを『英雄』とし奉り崇めたが、彼らは旅人である故、すぐに村を離れ次の大陸を目指し消えていった。

しかし彼らは武器の作り方、防具の作り方、その他様々な生物の特徴を記した書を残していったという。

その書物を与った村長はその村を自分達の力で守っていくことを誓う。

村には勇士の者が多数集い、『ハンター』になるべくして切磋琢磨しながら成長の途を辿るのである。

これは後に『大英』と呼ばれた、そんな1人の勇士の物語。