プロローグ

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俺は宮沢拳人 最強の男だ 今までに数多くの武勇伝をつくりあげてきた 小学五年 近所の山で野犬の群れ約三十匹にかこまれ、素手で一匹残らずぶっとばす 小学六年 身長2mの大男と腕相撲で勝利(大男全治3ヶ月の複雑骨折) 中学一年 金髪にしたことにより先輩に目を付けられ、12・3人を相手に頭突きのみで勝利 中学二年 地元の暴走族を制覇する 中学三年 熊と戦って死闘の末勝利 証拠がないため誰にも信じてもらえないが・・・ こんな感じの人生を送ってきた俺に敵はもう存在しないだろう ただ・・・ そう思うとひどく寂しい気持ちになった 今まで戦いつづけてきた俺にとって、敵がいなくなるということは何よりも悲しいことだったから・・・ だからこそ! 俺は高校に進学することにきめたのだ!! ・・・決して誰かに脅されたわけではないぞ 脅されたのがしゃくに障ったから自分で理由をつけたわけではないぞ ・・・とにかく 高校ではもしかしたら最強の俺に対抗するやつがいるかもしれない!! そう思った俺は 私立東仙高校に入学したのだった!!
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