プロローグ

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今日もつまらない一日が過ぎていく。 毎日毎日、食べて学んで寝る…そんな規則性が固まっている生活をしていっていつかこんな自分から変われるのだろうか?まぁ、人よりも変わった生活を送ってはいるのだがこれは割愛……しかし、そんなことを考えていても無駄だな。なんか変な気分だ、さっさと家に帰って素振りでもするか・・・。 ~少年帰宅中~ 家に着いた、だけど家の中からは物音一つしない。当たり前だ、両親は3年前に事故で死んでしまった。その後、親戚に引き取られたが俺を残して消えた。行方不明とかではない、捨てていったという意味だ。俺はそう信じている。 とりあえず何か食うか……疲れたから手軽にできるパスタでいいか。 ~少年食事中~ 食事を食べ終わったから軽い運動に素振りでもしよう。 ~少年運動中~ 運動も終え、寝室に向かう。 今日も何も変わらない一日だった、いつかはこの柵のある生活から抜け出せないものか…。 そう考えながら部屋の扉を開けた。 こんな事考えていても仕方ない、もう寝よう……って、何か部屋の中に穴が開いてる!? 落ち着け、とりあえず護身用の刀を持って……って、今度は床が無い!? 勿論、俺はある技も持ってはいるが重力に抗うことなんてできる訳がない…つまりそれを意味するのは、只下に落ちることだけだ。 そして恐怖のあまりか、そのまま意識が落ちていった……。 「一名様、ご案内~♪」
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