4人が本棚に入れています
本棚に追加
僕は比較的、クラスの中で暗い感じの人いう認識が強いが、実際はそうでもないと思っている。
けれども、そう思われても仕方がない。
何故なら友達と呼べる人は田崎しかいないからだ。
たが暗い感じの人の友達が不思議なことに田崎はクラスの中で人気者なのだ。
勿論、勉強と運動がずば抜けているからなのだが、そんな田崎が何故僕の友達でなのかがわからない。
まぁそんなことはどうでもいいのだ。
今はとにかく委員会に足を運ばなければいけないのだった。
「麻邑くん、遅かったじゃないか。これで何回目の遅刻だい?」
僕が来るといつも委員長はいつも不機嫌になる。
「12回くらいじゃないでしょうか。」
僕はいつものように、生意気な態度をとって挑発する。
だけどこの挑発はいつもスルーされてしまうのだ。
「いいや13回だ。」
委員長をやる人はよっぽどやる気のある人か、暇人だけだと思うが、今の委員長はそのどちらにも属するようだ。
「へぇそうだったんすか・・・。」
「そうだったんですかじゃねぇよ。お前、飾りはどうした?」
飾りなんてものは今日の朝夢現さんに全てあげてしまったので有るはずがない。
最初のコメントを投稿しよう!