はじめまして

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一歩、また一歩と歩を進める旅に愁兵衛の胸の高鳴りは強まっていった。 眼前の想い人、透山妹花は女子テニス部からの歓声に手を振りにこやかに微笑んでいたが、それが済むとこちらを向いた。 互いにコートのネットの前へと立ち、挨拶を交わす。 「はじめまして」
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