妖艶な誘い

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「話はわかったがこの依頼は難しいな」 「なんで?」 「まず俺は今まで人と関わることが殆どなかったし、第一俺が女に好かれる程の容姿をもってるとは思えない」 「(この人本気で言ってるのかしら?まさか鏡見たことがないとか!?)」 「だが……、内容としては面白い。殆どアホの我が儘だが依頼を受ける価値はある」 これほどの奴がわざわざ人に頼む仕事だ。 面白くないわけがない。 「またアホ……、妖妃って呼んでよ~」 急に泣く。 勿論嘘泣きなのはバレバレだ。 「わかったわかった。では妖妃、お前の依頼引き受けよう」 「やりぃ♪じゃあまた明日此処に来るからそれまでに色々準備しといてね~」 そう言うと、俺の言葉を聞かずにその場から消えた。 あのアホ仙人め……
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