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僕は駅のホームのベンチに座り、手に持っていた紙をゆっくりと開きました。 「…っ」 僕は、息を呑みました。 そこには、一輪の、見たこともない綺麗な花だけが描かれていました。 細いタッチで描かれていて、儚げで、柔らかな印象を受けました。 僕はその花の美しさに目を奪われてしまいました。 とても…とても綺麗なんです。 可愛くて、柔らかくて、優しくて… まるで、あの二人みたいな花でした。
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