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中三のクリスマスイブ。私 野乃華は家族とケーキを食べてた。不機嫌な両親。
お前の育て方が悪いから子供の成績悪いんだ。父親の母への 罵倒を聞きながら。
ノン電話だよ。
母は私をノンと呼ぶ
3歳上のひろ姉との プレハブが子供部屋
もしもし?
晃だけど今大丈夫?
晃?
修二と仲間の晃?
この頃の私は、修二と晃と同じクラスだったけど、晃は大人しいタイプ。修二は 父親と二人で生活してて、ちょっとやんちゃ。
ノン! お前さぁ~ もっと大人になれば
はぁ~?くだらない話しなんだけど、いつも会話してるうちに私は修二が大好きになってた。
晃からのTELに私の頭に浮かんだのはもしかして修二が私に告白?
自惚れるほど修二と いつも一緒だったし
なんとなく修二も私を好きかも的な感じだった。晃 俺 お前の事好きなんだ。付き合って欲しい。
ウソ...
私 ちょっと考えさせて。
晃 解ったよ
何日間か答えが出せなかった。
修二知ってる?
聞けるわけない。
下駄箱で晃に逢った
待ってた?
私..御免 友達で居たいかも。
晃 廊下を見てもって位うつむいて。
でも俺 好きだから
修二。
それからなんとなく つまらないけどいつもと変わらない日々 のはずが..
ノン コンビニ行って来てよ。
ハイハイ。
母から頼まれて見てたテレビ諦めて。
学校から家の途中に ある十字路に歩道橋があって、登のはめんどくさいけど、景色は良かった。
コンビニに行くのに 歩道橋の上でなんとなく景色を眺めてた
修二?
自転車?
二人乗り。
そっかぁ~ 彼女居たんだ。
自惚れって怖いなぁ
それから下駄箱には 私に逢う為毎朝、晃が居た。振ったよね ?
晃 会いたいだけだよ。
付き合っても良いよ。
私の口は変かな。
晃が半泣きの_笑顔で笑った。
それから10年間も 晃と付き合うなんて 考えてもいなかった
まして 母親が鬱病になる事も厳格な父親 が難病に侵される事も。
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