Act.2 -買物-

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──チュン、チュン… 珍しく、今日の朝は鳥の鳴き声が聞こえてきた。 「んぁ…七海、起きろー」 半分起きた俺は、七海を起こそうと後ろに手を伸ばし── 「!?」 いない。 七海が、いない。 眠気が一気に消えた。 布団をバサッとまくりあげ、立ち上がる。だが、この部屋に七海はいなかった。 「七海…!?」 父に連れ去られたのか!? 七海は大丈夫なのか!? 一気に俺を不安が包む。 「にぃーにー」 ──バタン!
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