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次に、俺達はアクセサリー屋に来た。ここで七海の表情が真面目になった。
「…どうした、七海?」
尋ねてみる。
すると、ぶんぶんと顔の前で手を振って、何もないということを七海は示した。
すると、七海は紙袋を抱えたまますたすたと歩いていってしまった。
取り残された俺はとりあえず適当に見て回る。
値段が高いものは本当に高い。ワンピースは安く済んだが、それで余った金でも買えそうにない。
横目で七海を見ると、七海は何かを探しているようだった。
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