Act.2 -買物-

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当然、俺はポカンと口を開けたようになる。 「え?」 「あげるっ!」 もともとは俺の金だ、とは言えない。そもそも、俺にクマのネックレスを渡すその七海の顔は、とても嬉しそうだったからこの際どうでもよくなった。 「あ…ありがとう」 七海の頭を撫でてやる。 頬を赤らめて微笑む七海は、やはり可愛かった。 改めて、守りたいと思わせてくれる表情だった。 「にぃに…かえろ?」 その一言で立ち上がった七海と俺。手が、絡むように繋がれた。
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