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酒が回っているせいか、すぐにヨロヨロと倒れた父は、小さな声で
「てめぇー…親に向かって何しやがんだクソガキ…」
と言った。
俺はもう我を忘れたように、言い返していく。
「だったら子供に暴力振るっていいのか!!親だから、何でも許されんのかよ!!」
「あーハハハァ…七海ぃー…こんな親不孝もんのとこなんかいるんじゃねぇ…俺のとこ来いや…」
倒れたまま、父は七海の方を向いてそう呟いた。
俺の発言は無視した。
七海は父のその言葉を聞き、初めて父に反抗した。
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