Act.3 -行動-

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「ん…ぇ…」 七海は眠そうな顔をしながら、俺の顔をジッと見る。 「にぃに…?」 俺を小さく呼び、 「にぃにー!!」 いきなり覆い被さってきた。 「にぃに、だいじょうぶ!?いたくない?うわぁーん!!」 とうとう七海は大泣きしてしまった。それほど、心配してくれたのだろうか…。 「大丈夫…だから泣かないで」 そう言ってやると、少し泣き止んでくれた。 七海は静かに口を開いた。 「にぃに…ごめんなさい。わたしが…ずっとうしろにいたから…ケガ…させちゃっ…て…っ」
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