Act.3 -行動-

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「……ぅん」 「それよりも、七海…」 「…なに?」 「そろそろどいてくれないと…身体が持ちそうにない」 「あっ!」 ずっと俺の腹の上に座っていた七海は、パッと退くと「ごめんなさい、ごめんなさい」と何度もペコペコしてきた。 思わず笑いがこぼれた俺は、七海の頭をポンポン叩いて時計を見た。 「…嘘だろ」 時計の長針は10時を指していた。今日は月曜日。学校である。 「七海…学校は?」 俺が尋ねると、七海は時計に目をやって固まった。 けど、七海は小学校だからまだ大丈夫かもしれない。 俺は、やばい…かも。 「にぃに…がっこう…」 ポツリと七海が呟いた。
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