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と、言ってはみたが、ウチの高校はそのあたりの規則はゆるいため大丈夫だ。
このまま休んでしまって問題ない。
それよりも、これはチャンスだ。
「七海…いじめを解決しに行くぞ」
「え…?」
「俺と一緒に、小学校行くぞ。俺が担任と話つける」
「で、でも…」
七海はたじろいでいる。
俺は七海の頭をグシャグシャにしながら、
「俺に任せろ、って」
と言った。
グシャグシャになった髪のままでこちらを真っ直ぐ見つめてくる七海は、静かに頷いた。
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