Act.3 -行動-

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そして、午後3時半。 準備を終わらせた俺と七海は、早速家を出た。 「だいじょうぶ、かな…」 ポツリともらした七海は、終始足元を見つめながら歩いていた。 さすがは小学校、早く着いた。 しかし、もう学校が終わる時間なのに人が沢山いるのは何故だろう。 「あ…きょうクラブのひだ…」 「クラブ?」 「うん…ぶかつみたいな」 「ふーん…」 だ、そうだ。 これは見込み違いだった。 「ぅ、う…」 誰かに会うのを恐れているのか、七海は昇降口に着くなりおどおどし始めた。
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