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近付いてくる足音が聞こえる。
「また逆らう気か!!」
俺と七海が潜る布団を綺麗に剥がし、俺を抱きしめていた腕を無理矢理離す。
「あっ、いゃっ!」
つい、悲鳴が漏れる七海を、
「うるせぇ!!」
と殴ろうとする父。
間一髪の所で止めた。
「海斗、てめぇ」
父のターゲットが俺に切り替わる。掴んでいた七海の腕を放し、俺の胸ぐらを掴む。
「てめぇ殴られてぇのか…」
そう言われ、一発顔面に喰らった。
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