2人の執事

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アダムはイーヴィルの執事だ。 常ににこやかで物腰は低いが、イーヴィルに仕えているだけ合って、意外に腹黒。 「どうせ、どこかのエロ伯爵から送ってきたんでしょ?」 「はい。シェリム伯爵からです」 「あのロリコンオヤジか…」 切り刻んでいく様子を笑顔で見ている。 襟足の長い金髪に澄んだ青い瞳。ベストがよく似合い、バーテンダーと言ってもおかしくない見た目。 「ねぇ、アダム~♪今日も罪人をボロボロにできるかなぁ~?」 そんな恐ろしいことを言うイーヴィルにも、笑顔で答える。 「まだ情報が入ってないので、何とも言えません。 ですが、あまり無茶はなさらないように」
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