252人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
あいつが女だった
それだけで心が浮き足立っていた
浮き足立ったまま
新八に誘われ嶋原へと来ていた
前回来てから半月は経っており
この前、あいつ相手に高ぶった自身は不完全燃焼で終わっていた訳で
隣に座り、俺へ酌をしてくる女に自然と自身が高ぶる
女が俺の袖を引っ張り
顔を近づけ、耳元へ手を添えながら
部屋を移ろうと言ってくる
あいつが女で心を捕らわれていたのは事実だが
俺も男だから、溜まったもんは吐き出したい
新八へ目で合図し
別の部屋へ女と歩いて行き
布団へと倒れ込む
.
最初のコメントを投稿しよう!