ぷろろ~ぐ

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それはいつものように鞄を肩に掛け、下校しようと正門に向かっている時だった。 ~~♪ どこからか聞こえてくる旋律。 聞き覚えのないそのメロディーは、不思議と心に響いてきた。 ふと空を見上げると、なぜかいくつもの紙飛行機が宙に舞っている。 そして、そのなかの一つが胸に当たり、手の中におさまった。 紙を広げてみれば、そこには赤いペンで大きくバツ印が刻まれ『0』の文字と 『雨宮 奏(あまみや かなで)』という文字が書かれていた。
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