部活動バトルロイヤル

お遊び？いや、これは戦争だ!!

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会議室には、１００人の部長達と、生徒会の面々と、生徒会の顧問教師が集められている。

会議の内容はもちろん、昨日、校長がおそらく面白半分で提案したであろう、《部活動バトルロイヤル》である。

部長全員が集まったことを確認すると、生徒会長がまっさきに口を開いた。

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《生徒会長》

南方 隼人(みなかた はやと)

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部活には所属しておらず、成績は学年トップである。

「では、今年度初の『拡大部長会』を始めます」

『拡大部長会』。

それは、まあ大規模な部長会のことだ。

この学校では、部活が多い故、もちろん部長も多い。

つまり、部長会も大人数でしなければならない。

しかし、一気に１００人もの人間と会議を行うのは、高校生では容易なことではない。

なので、普段『部長会』は、２５人ずつ四部屋に分けて『部長会』を行う。

しかし、部活動が大きくかかわる行事、例えば新入生歓迎会での部活動発表などの行事予定を話し合う場合は、今回のように部長１００人全員を集めて行う。

つまり、『新入生歓迎会』や、体育祭で行われる『部活動対抗リレー』など以外で１００人の部長が集められるのは物凄く稀なことなのだ。